世界規模の環境イベント
アースデイは、毎年4月22日に「地球のために行動する日」です。地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有する日です。1970年から続くアースデイには、大人から子供まで、国境・民族・信条・政党・宗派を越えて多くの市民が参加し、世界184の国と地域、約5000ケ所で行われています。
「アースデイ尾張木曽川」の基本理念
地球環境問題は、ひとりひとりが考えて生活から見直さないと解決しないということが分かってきました。それでは、どのような生活をすれば良いのかという話になると、今の便利な生活を我慢するようなイメージがあります。
しかし、"ものを大切にする""自然を敬う""地域とともに生きる"といった生活は、今までわたしたちが歩んできた日本人の生活とそんなに変わりはありません。私たちが何気なく過ごしてきた地域のもつ生活習慣や風習のなかに、"もの"を大切にする文化を見つけることができます。それが持続可能な社会を構築するヒントを持っていると考えています。
そこで「地域」というものを見直してみると、地域とは人間が生きるために存在しているものではなく、人間が存在しなくても固有の土壌や地形、水系や気候、動植物など独自性をもつ「生命の場」と言えます。人間はこの共同体と一緒に「生命の場」に住み込んでいると位置づけられます。
今の社会は、どこに住んでも同じ生活を保てると考えられていますが、それは場所がどこでも同じという発想に基づきます。それは人間にも当てはまり、誰が住んでも一緒ということとも言えます。
もう一度地域との有機的な結びつきを考え直そうということが「アースデイ尾張木曽川」の考え方の根底にあります。私たちが血の通った心と身体を持つ生命体として地域の共同体に一員であるということの再認識を試みるものです。